治療で抗うつ剤を使う前に|副作用や注意点を調べておこう

うつ病の治療方法

カウンセリング

治癒に向けて大切な事

現在患者数は100万人を超え、日本人の場合は15人に1人が人生において1度は罹ると言われているのが「うつ病」です。その名の通り憂うつな気分になってしまうこの病気は、主に意欲低下や食欲不振などの症状が現れます。仕事や学校、私生活にも影響してしまいますが、その病気の特性上、自分ですぐに発病した事を気付きにくいのが特徴です。また、心の症状だけでなく、めまいや頭痛、肩こりや腹痛など、一見うつ病とは関係なさそうな身体的症状が現れる事もこの病気の厄介な一面です。うつ病に限らず、世の中には沢山の病気があります。どんな病気にも共通して言えるのは、早期発見・早期治療が病気の治癒に向けてとても大切だという事です。うつ病の治療方法は2つあります。1つ目は「十分な休養」、そして2つ目は「薬の内服」です。この2つは同時進行で進める必要があります。例えば、薬を飲んでいるから仕事や家事を全く休まず、今まで通りの生活を続ける事はうつ病の治療方法としては良くありません。逆に、仕事や学校を休んで毎日在宅していれば良いかと言うとそうでもないのです。心と身体に十分な休息を与え、さらに薬で症状を緩和させる事が最適な治療方法と言えます。そして、うつ病に使われる薬は「抗うつ剤」と言ってドラッグストアなどで市販されているものではありません。医師の指示で処方されるものである為、精神科もしくは心療内科の受診が必要です。また、抗うつ剤は心に作用する訳ではなく、脳内の神経伝達系に作用するものです。抗うつ剤には大きく分けて5種類あります。難しい呼び方になりますが、三環系、四環系、SSRI、SNRI、NaSSAの5種類で、一般的には新しい薬の方が治療効果が高くて副作用が少ないと言われています。細かく見ていくと、三環系は一番古い種類ですが強い効果、強い副作用があるとされます。四環系は三環系より副作用が少なくなった分、効果も減少しました。四環系より更に副作用が少なくなったのがSSRIで、こちらは効果もしっかり得られる為、うつ病治療薬の第一選択となる事が多い薬です。SNRIもSSRIと同様に効果と副作用のバランスが良い為、内服の第一選択となる事が多々あります。SSRIやSNRIで効果がしっかり得られない患者に対し、次の選択肢として選ばれる事が多いのが最新薬であるNaSSAです。しかしながら、必ずしも最新の薬が最良であるとは限りません。昔からある薬の方が値段が安かったり、そちらの方が自分の症状に合っている場合もあるからです。薬によって異なりますが、抗うつ剤には口の渇き、肥満、便秘、眠気などの副作用があったり、糖尿病の危険性を高めるものもあります。また、一般的に抗うつ剤は内服を開始してから1週間程で徐々に効果が現れ始めます。その後効果がはっきりと分かるまでには2?6週間程かかると言われています。その為、症状が改善したような気がする・・・もしくは、副作用が現れてしまったから・・・などの理由から自己判断で内服を停止する事は良くありません。どのような場合もまずは主治医に相談の上、治療を進めて行く事がうつ病治癒への近道と言える事は間違いありません。

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